頼んでみて分かった『縛りなしWi-Fi』の致命的なデメリット4つ。このポケットWi-Fiはやめよう。

忘備録

 縛りなしWi-Fiはやめておけ。これだけははっきりと伝えたかった。

 縛りなしWi-Fiはやめておけ。これだけ理解してもらえれば、もうブラウザバックしていただいて結構です。当記事は、このサービスが如何に避けるべきなのかを5000文字かけて書き記したものです。どうかやめて。私たちの犠牲を無駄にしないで。

 この虚無的境地に至るまでの過程は、↓記事に乗せてあります。『縛りなし』サービスの基本スペックも掲載していますので、もしよければどうぞ。

縛り無しWi-Fiが届かない。ポケットWiFiの素人が格安サービスのデメリットに打ちのめされている話
 頼んだ格安高性能WiFiが届かねえぞ、という愚痴を垂れ流す記事です。同社製品を検討している方の参考にならなければ幸い。
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縛りなしWi-Fiについて

 ポケットWi-Fiをレンタルできるサービスです。安くて速くて契約も緩い、と各所で宣伝されており、実際カタログスペックは見事なもの。

 公式ホームページ上に掲載されているスペックをまとめますと、

  • 契約期間の縛りが大体なし(違約金などなし)
  • 月間通信量制限なし(3日で10G以上 / 1日3G以上だと速度制限)
  • 端末料金なし(レンタル式:事故時の弁償代はやたら高し
  • 初期費用 / 送料無し(離島は分からないっす)
  • 最短で申し込み翌日に到着(申し込みの時間帯によっては翌々日)
  • 割と安い(月3300円 / 13か月目以降2800円 / 初月の料金は日割り)
  • レンタルで送られるポケファイ端末はランダム(4種から:どれもそこそこ高性能)
  • 歴史が浅い(2018年~)

*詳しくは縛りなしWiFi(公式ページ) を見ればいいんじゃないですかね。

 結構ネガティブバイアスをかけて紹介してみましたが、この情報だけを見るとやっぱり優秀としか。一般的なポケットWi-Fiは、安いけど通信量制限がきつい2年縛りで違約金付き、あるいは性能は良いが値段が高いものが殆どでした。

 その点、HP上で紹介されている縛り無しWiFiの情報は、故障 / 水没時の弁償代がやたら高い点(4万円くらい)以外に欠点がない。似た形式のサービスであるfuji-wifi と比べても、一回りほど優秀といえるでしょう。これはお得。

 で、申し込んだ結果、それはそれは散々な目に遭いました。さっさと解約します。

致命的な配送遅延

 4月1日に注文してから、18日に届くまでの状況を簡単にまとめます。

  • 4月1日深夜:縛り無しWiFiを注文。配達日を4/3に指定。
  • 4月2日午前:配送遅延の連絡メールが届く。
  • 4月4日午後:配送予定日の目安をメールで問い合わせる。
  • 4月7日夜:問い合わせの返答が届く。申し込みから商品発送まで10日前後かそれ以上の時間がかかっている、と情報を受ける。
  • 4月15日夜:配送予定時間の連絡が届く。
  • 4月16日夜:ようやく配送開始。
  • 4月18日:レターパックライトで到着。

 『縛りなしWi-Fi』のサービスは、最短翌日配送を掲げるほどのスピーディー性が特徴の一つです。が、手元の計測時計が止まったのは、申し込んでから17日が経過したころでした。バグか?

 Twitter等を見ますと、同時期に申し込んだ戦友の方々も同じく散々な目にあっているようです。しかも、これだけ遅延したというのに、新規登録の一時停止措置といった対策が一切なかったのだから驚き。

 これだけ遅延しても何の補填もないという強気姿勢。初月料金もきっちり日割りで持っていかれるようですね。詫び石はよ。

 とはいっても、自分は繁忙期に注文したために痛い目を見ただけで、これから申し込みをする方(存在するかは不明ですが)は特に不自由なく受け取れるかもしれません。あくまでも、こんなケースがあったのです、という程度に捉えてください。

 レターパックライトでの配送

レターパックライト

 レターパックライトを簡単に説明しますと、ポストに投函できるタイプのアレです。全国どこでも360円のアレです。運送屋さんではなく、日本郵便さんが郵便受けに投函してくるタイプのアレです。

 開封してみると、100均レベルの梱包シート(いわゆるプチプチシート)に、端末(801zt)と充電ケーブル(ケーブルだけ:コンセント用変換端子なし)が無造作に詰め込まれ、ほかには特に何もなし。

 ええ、これだけ。簡易的な端末取説も、遅延に関する詫びの類も、それどころか契約書類すらも封入されていませんでした。もちろん、メール等でPDF書類が送られてくることもなく。レターの1枚もない、本当にこれだけでした。

 なお、日本郵便はレターパックライトでの精密機器配送を非推奨としています。以下、日本郵便公式サイトより抜粋です。 

お引き受けできない場合 

次のようなものの送付はご遠慮ください
万一配送途中に事故があった場合でも、損害賠償は行いません。

  1. ガラスや陶磁器などのわれもの
  2. 精密機械などのこわれもの
  3. なまもの・いきもの
  4. 芸術作品等代替品の入手が困難なもの
(https://www.post.japanpost.jp/service/letterpack/use.html )

 ポケットwi-fi端末が精密機械ではない、と主張する方がいたらコメントください。尊敬します。

レンタル端末が選択不可 / 知らない端末が届く

 『縛りなし』はポケットWi-Fi端末をレンタルするシステムであり、そこが格安料金の軸となっているようです。しかし残念ながら、レンタルする端末種類はユーザー側で選ぶことができず、運営さんの在庫状況に委ねることになります。

 公式HPで『取り扱い端末』として紹介されていたものは以下の4種です。この中では502HWが劣っているようですが、ほか3種はかなり優秀なのでは。

  下り最大速度 同時接続 連続通信時間
603HW(SB) 612Mbps 13台 約8.5時間
W04(WiMax) 440Mbps 10台 約10.5時間
WX05(WiMax) 440Mbps 10台 約14時間
502HW(SB) 187.5Mbps 10台 約10時間

 しかし、ここで気になるのは公式HPに添えられた注釈文ですね。

在庫状況によっては上記以外の端末をお送りする場合がありますのでご了承下さい。

※充電ケーブルは同梱品となりますが、ACアダプタは同梱いたしませんのでご了承下さい。

 案の定、といいますか。繁忙期に注文したためでしょうが、自宅に届いたポケファイ端末は、上記のどれでもないものでした。その名は、801zt。zteが4/8からサービスを開始した最新機種のようです。4/18現在、新しすぎて公式サイト以外に情報が載っていないレベルの端末です。そもそも4/1に申し込んだのに4/8の機種が届く意味が全く分からん。

 その衝撃のスペックはこちら! どん!

  下り最大速度 同時接続 連続通信時間
801zt(SB) 112.5Mbps 10台 約8.5時間(省電力オフ時)

*ソフトバンク回線を使用するものなので、日間3GB以上使用すると低速モードに移行します。

 ソフトバンク公式(別タブリンク)に乗っていた情報です。ポケファイ端末には詳しくないので、ちょっと読み方が分からないのですが、これは……優秀なのか? 上の4つと単純比較していいのか? だったら数字的には微妙じゃないのか?

 全然関係ありませんが、消費者庁による優良誤認についての解説を引用しておきます。ちょっと発作的に紹介したくなっただけで、当記事とは全然関係ありませんが。本当に関係ありませんが。

景品表示法第5条第1号は、事業者が、自己の供給する商品・サービスの取引において、その品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、

  1. (1)実際のものよりも著しく優良であると示すもの
  2. (2)事実に相違して競争関係にある事業者に係るものよりも著しく優良であると示すもの

であって、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められる表示を禁止しています(優良誤認表示の禁止)。

具体的には、商品・サービスの品質を、実際よりも優れていると偽って宣伝したり、競争業者が販売する商品・サービスよりも特に優れているわけではないのに、あたかも優れているかのように偽って宣伝する行為が優良誤認表示に該当します。

なお、故意に偽って表示する場合だけでなく、誤って表示してしまった場合であっても、優良誤認表示に該当する場合は、景品表示法により規制されることになりますので注意が必要です。

(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/representation_regulation/misleading_representation/)

 到着日(4/18)午後10時ころにスマホで観測した通信速度はこんな感じ。ポケットWi-Fiなので、妥当といえば妥当なのでしょうか。

speed

 余談ですが、到着するまでの半月間に、様々なアプリのアップデートが溜まっていました。ゆえに、初日からゴリゴリ働いてもらいましたが、体感的にはあまり速くない。

*通信速度に関しては、地域によって大きく差が出ますので、あくまでもご参考程度に。

弁償代が高い / 管理が不安すぎる

 端末紛失・故障・水没時弁済金:39800円(税抜き)

 こちらは公式サイトにもはっきり書かれているため、『縛りなし』を紹介するさまざまなサイトでもデメリットとして挙がっていますね。端末がレンタル式である、という仕様上、破損時の弁償代が高くつくことはある種の道理でしょう。

 とは理解していますが、けれど40000円はいささか高すぎる気もします。なお、有料の保険パック(月々+500円)に加入すると、弁償費を10000円まで抑えることができるようです。無料にはならん。

 私は、この項目に関しては納得した上で申し込みました。……が、前述のようにレターパックライトで送られてくるとなると話は別です。手元に届くまでにどんな扱いをされているかわからない=いつ壊れてもおかしくないものを寄越され、高額な弁償設定が用意されている。運営はスーパー遅延+契約書類すら寄越さない。もう怖すぎて持ち運ぶ気にならないですよ。解約まで自宅に置いておこう。

まとめ:まるで信用できない。

 前回記事にも記したように、本当は掌を返したような文章を書くつもりでした。運営体制には疑問だが、サービスは優秀だった、とまとめて、それっぽいページに仕上げるつもりだったのです。

 が、こんなサービスはとても人様に勧められたものじゃない。私自身、端末が届いてから数時間しか経過していない現在、いつ解約するか・次はどのサービスを選べばいいかについて考えながら当記事を書いています。

 今のところ、『fuji-wifi』の50ギガブランを検討しています。縛りなしと同様、契約期間に制限がないレンタルポケファイですね。

  • 月間50GBまでの高速通信
  • 契約制限期間なしの場合、月額3100円+初期費用2000円
  • レンタルする端末のスペックは下り最大150Mbps
  • 破損時の弁償金は24000円
  • 運営会社に対する口コミがまとも

 カタログスペックでは、縛りなしより若干劣るくらい。

 実のところ、3月末に『縛りなし』か『fiji-wifi』かの択で悩んでいたのですよね。両社とも値段はほぼ変わらず。前者は容量無制限なのに対し、後者はプランに応じた制限があり、代わりに保障面ではfujiさんに軍配が上がります。

 最終的に、公式サイトで紹介されているレンタル機器のスペック差が大きかったために『縛りなし』を選んでみたのですが、結果このザマですよ。欲張ってみた結果、今回はまんまとハズレを引いてしまったようです。

 なんだかんだで、会社評判って大事ですよね。『縛りなし』はかなり新しいサービスで、それ故にネットを漁っても情報が少なかった、という事情があります。素人が首を突っ込んでいい世界じゃなかった

 この記事が縛りなしの適正評価に少しでも役立つのであれば、それで私は本望ですよ。『縛りなし』はやめておけ。今日はこれを覚えて帰ってください。


 致命的な致命傷が致命的でした。

コメント

  1. より:

    レタパってそんなに不思議ですかね?docomoのスマートフォン下取りを申し込んだ時にもレターパックライトが下取りキットして送られてきましたよ。
    スマホがセーフならモバイルwifiもセーフでしょう。